たまりば

地域と私・始めの一歩塾 地域と私・始めの一歩塾府中市 府中市


CB講座受講から自主的活動へ



残暑がいつまでも去らぬ年だと思っていたら、いきなり涼しくなりました。
それにしても降らぬ時は30度以上の猛暑、降るときはまとめて大雨とは。
多摩川の是政橋付近はこんなに夏草が生い茂っていましたが・・・、少しずつ秋の気配になって来るのでしょうか。
この付近から上流に見える富士山と、銀色に輝く芒と、夕陽に映える南武線のシルエットは絶好の撮影ポイントとして、
結構フアンがいるようです。

さて、先日CB講座受講生のOB会の集まりがありました。
講座には熱い思いと大きな夢をもって参加した人たちですが・・・、その人たちに、「同じ方向へ、同じ歩調で、
手を携えて進んで行こう」という呼び掛けのための会合のようでした。
しかし、10人寄れば10人の思い。それを一つの組織のように取りまとめるには、大変なエネルギーが必要だと感じました。
かつて自分でもそういう立場になったつもりで、周囲の人に叫んで見たことがありますが・・・・、
1ヶ月や2ヶ月の付き合いしかない全くの他人の集まりで、いきなり永年の続いてきた組織のような意思決定をしようと
いうのは、かなり無理があるような思いがいたしました。

自分もそうなのですが、仕事人間として、ひたすら組織のために人生を捧げ、地域社会のことなど眼中にない時代を
過ごして来た者が、退職した途端に地域で新たに活動を始めるというのは大変なことだと痛感しました。
組織内であれば、「いつまでも議論ばかりしていては生産性はゼロだ。多少の問題はあっても、とにかく出発しよう。
問題があれば、その都度修正していけば良い。」という、いわばタテの指揮系統で進められたものですが・・・。
地域の集まりは、一人ひとりが独立した人格、独立した人達のヨコ社会ですから、一致団結に至るまでの道程は長く
ならざるを得ません。

でも、しかし難しいからと手を拱いていては、何も始まりません。
その長い道のりを乗り越えることが、地域活動の出発点だと思えば気持ちに余裕も出てきます。
小さな一歩でも少しずつ少しずつ前に進んで行くための努力を続けたいと思います。
そうです。周囲の声を真摯に受け止めて、いつかは府中市で一番の活動団体になることを目指して頑張ろうと思います。