たまりば

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文化センターって?




今は、どこの地域にでも設置されている文化センターですが、この施設は市民に開放された施設としての機能を果たしているのでしょうか。本来の設置目的は、地域市民である子供・成人・高齢者が交流を深めるための施設として設置することとされています。 しかし、実態は「ロビーで話し合いをしていたら、邪魔だから出ていけ」と言われたなど、一般市民を快く受け入れる体制にはなっていない面もあるようです。

これは公共の施設ですから、市民は公平に使用できるはずのものですが、「使用者は年度初めに登録した者に限る。」ようなシステムになっていて、市民が何かを企画し文化センターを訪ねて「空いているのであれば使用させて頂きたい」と言っても、すぐには使用できないとの声もあります。つまり使用するのは『登録』したという、常連さんだけのものになっているというイメージにしか見えません。

市内にあちこち設置されていますが、どこも昔からの決まり事とか、慣習とかで、新たな市民が入りにくい環境になっているのではないかと言う声は少なくありません。

昔からそこに住んでいる方々が言わば独占的に使用していて、新たな転入者市民(と言っても、もう30年以上も住んでいるのですが)同士で、新たな交流の場を開こうとか、今までセンターを使用したことのない方々に、呼びかけて、もっともっと地域を活性化させるために、みんなに呼びかけてこの場で「文化センター設立の趣旨について」話し合うような企画には、すぐには使わせてもらえないようです。登録者でない不特定多数の市民を集めることは出来ない、登録されたメンバーだけの会合でないとダメだとか。いつまでも先住意識でその場を仕切る姿勢は、少し改めて、市民全体のための公共的施設であることを思い起こしてもらいたいものだと思うことがあります。