たまりば

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府中市に甲冑武将隊を創りたい!!


日本伝統の甲冑の手作りに興味はありませんか。3月9日(土)及び3月30日の午後2時 府中で製作講座説明会を開催します。場所は京王線「東府中」駅から徒歩1分のところです。


この鎧は、すべて手作りで完成させました。毎日数時間ずつ取り組んで、完成までには一年以上要しましたが、心を込めて丁寧に取り組んでいる時の集中心、完成後の活動を考えると最高の気分です。

製作工程をしっかりと理解して取り組み、要領が分かればもっともっと時間短縮が可能です。丁寧に取組めば取り組むほど、完成時の悦びは譬えようもないくらいに充実感があります。


上の写真は、完成直後に某大会の実行委員会から、会場の「賑やかし」に貸して欲しいとの依頼を受けて初めて展示した時のものです。その会場にこのように展示して、自分の作品が褒められると気分も良くなってしまいます。


上の写真は兜の前面にある「鍬形(くわがた)」(兜の価値を高めるための金色の飾りで、クワガタムシの角ににているところから鍬形と呼ばれる)。その鍬形の形が一番上の最初の写真とは違いますが、この形は自分で考えて製作したオリジナル作品です。


昔は家紋をかたどったり、士気を高めるための象徴的なものを取り付けたようです。有名な真田幸村の飾りは「死ぬ覚悟で戦う、いつ死んでも良いように」と、三途の川の渡し賃の6文銭をあらわしていたようです。前立とも言います。


上の写真は、今まで見たことのない形状で、目立つものをと考えて作ったものです。
製作要領が分かれば、自分のアイデア次第でどのような形の飾りでも製作することが出来て、夢がふくらみます。


この写真は自分で着用し、某所のステージに立った時のものです。頭頂からつま先まで、すべてが自家製と言いたいところですが、模擬刀と履いている地下足袋だけは既製品を購入したものです。

この姿になると、自分が武士になったように気分も高揚します。どこに行っても周囲の人が近づいて来て、たちまち人気者になります。

以前、市の国際交流の集いにもこの姿で参陣?したことがあるのですが、その時には外国人に大人気でした。珍しいものが見られて嬉しいと喜んでもらいました。



上の写真は肩の部分の小札(こざね)です、。昔はこれが鉄板でした。
この小札に穴をあけて、数枚分に縅の平紐を通して組み上げます。

この素材は厚紙です。( 決して、段ボールではありません。)この用紙は高級菓子箱のような厚手のボール紙で 90cm四方くらいのものから切り取って加工します。

①型紙に合わせて切り取り、2枚分をボンドで貼り付けます

②乾いたら、全面にボンドを塗って、黒いさらしのような布でしっかりくるんで密着させます。

③これが乾いたら、また全面にボンドを塗って補強します。2回塗ります。

④これが乾いたら塗料(ペイント)で全面的に塗装します。乾いたら塗り乾いたら塗り、この塗装を3回繰り返します。

これで出来たのが上の写真の部品ですペイントを三度塗りしていますので、硬さも十分で少しぐらいの衝撃は問題にしません。
雨風にも全く痛むことはありません。指導者の先生の作品に20年経過したものがありますが、まったく痛んだところがありません。

昨今は簡易的なものが通販で売られていますが、プラスチックの既製品を組み合わせたものとは、根本的に異なります。劣化もほとんどありません。

表面の風合いも重厚さも、如何にも本物の金属のような感触で存在感が違います。
下の写真は兜です。これも平面の厚紙を型紙に合わせて切り取り、頭型の半球形にしてボンドとペイントで補強し、金属的に塗装したものです。




さて、この手作り甲冑ですが、市内には(同じ方法で製作した)仲間が数人しかいません。

この人数がせめて10人以上になると、いろいろな伝統行事や季節のイベントなどに甲冑隊として参加の可能性が大きく広がります。

甲冑武将隊として集団組織であると胸を張れるようになれば、周囲の評価も全く違います。各種イベントへの招聘の声も増大します。

そこで、近々、仲間を募るために「手作り甲冑製作講座」説明会を企画しています。

興味のある方は、是非とも説明会に参加して頂きたいと考えています。

日時や場所の詳細は次号で紹介したいと思いますが、

現在の予定では 
3月 9日(土)午後2時~2時間程度
3月30日(土)午後2時~2時間程度  2日間とも同じ内容で説明します。

場所は 京王線 東府中駅北口から 徒歩1分の

 「むさし府中商工会議所」の会議室です。

ここは無料の駐車場がありますので、車で来ても大丈夫です。


是非とも、参加して甲冑隊の仲間に入っていただけませんか。